段の谷山に行ってきました!
ここでは「大地と生態系と人とのつながりが見られる所」として注目を集めています。
段の谷山に入る際に大きな門があります。
この門の先は佐喜浜躍動天然杉郷土の森ですので、管理者の許可なしに人が入ることはできません。
(2013年4月に郷土の森に指定されています)
郷土の森とは、林野庁の保護林制度の一つで、その区域を地域の人が活用しやすくすることを目的に定められた制度です。
(保護林制度:元のかたちのまま残った森林と、その周りの環境を保護しようという制度のこと)
門を通り抜け山を上がっていくと、山道の所々で可愛い立て札がありました。

この立て札は木の名前を当てるクイズができるような作りになっていて、
地元の小中学生が学習する時の教材にもなっているそうです。

この立て札のクイズに夢中になっていると、山登りの疲れもあまり感じませんでした。
登り始めて40分程たった頃、いよいよ天然杉の巨木が群生している地帯へ。

急傾斜に大きな根を張り、体をうねらせながら高く高く生えている杉は
どれも迫力満点でした。

↓こちらは一度折れてしまった木の切り口から再び木が生えている様子。

↓こちらは大杉(根周り12メートル、高さ40メートルを超える)
目の前に立つと思わず黙り込んでしまう程の迫力でした。

その他にも、大きくなりすぎて養分が枝先まで行き届かなくなってしまった木が
枝を地面まで降ろしてそのまま根を張って養分を供給している様子や
土砂崩れをしやすい場所の近くに生えている木が
崩れてきた土砂から逃れようと体を反らして生えているものもありました。
私たち人間よりも遥かに長い年月を生き続けている天然杉。
それぞれの木がしがみつくようにして生きている姿に強さを感じました。
《杉を保護している佐喜浜の源木を育てる会さんから、皆さんへのお願い》
山に上るときは、安全のために必ず案内人と一緒にお願いします。
保護のために必要なので、ご協力お願いいたします。
また、段の谷山では9月16日にスペシャルイベントを企画していて
詳しい情報は、8月頃から新聞紙面等で広報するそうです。
たくさんのご参加お待ちしております!