1954年3月1日から5月まで、中部太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で行った実験において
被爆した漁船の乗組員や、その家族などを追ったドキュメンタリー映画です。
広島の原爆以来、複数回にわたって行われた水爆実験と、
それによって被爆した人とその周囲の人達のその後や、
当時、アメリカと日本の両国間政府で公文書など、非常に衝撃的な内容でした。
上映会の終わりに、専門家の方から室戸の人たちに向けた依頼がありました。
広島の原爆・治療の専門家が主体となって
この秋、被災者の被爆実態調査を行うそうです。
その研究をすすめるため、以下のような協力を呼びかけています。
<ご協力をお願いしたいこと>
@室戸に在住で、ビキニの水爆実験が行われた当時、周辺海上で操業し、被災された漁船員の問診と採血・・・10人程度
A室戸に在住で70代後半〜80代の男性の問診と採血・・・染色体の異常率を比較するため、今回の調査で不可欠な方達です。
B @の漁船員のうち(あるいは故人でも)、口から外れた歯が残っていた場合、その採集・・・虫歯ではなく、火葬されていない歯が良い。また、歯は返却されません。
C被災された漁船員の家族や友人などの関係者・・・実態把握のためにも情報を集めたいそうです。特にビキニ後の健康状態につい
て知りたいそうです。
放射線による染色体異常から放射線被ばく線量を推定するなど
放射能が健康状態にどのような影響を及ぼしているか、詳しく調べることができるため
福島の原発問題ついても活かせる研究になります。
もし身近に対象の方がいらっしゃる方は、ぜひ ご協力をお願いいたします。