14日の昨日は、9時から鯨舟競漕がありました。
開会式では、室戸小学校の生徒による太鼓演奏が披露されました。

そして、いよいよレースが始まりました
最初の競漕は古式レースです。
当時と同じ形で舟を漕ぐという点が一般のレースと違います。
一般レースはオールを使って舟を漕ぎますが、古式レースではオールではなく櫓(ろ)で漕ぎます。
(この櫓、一度持ってみたのですがとても重いです)

さすが鯨舟の玄人とあって、舟の進みも安定していました。
こちらは一般レースの様子です(↓)

メンバーによって、はちまきを巻いていたり、ポロシャツの色を揃えていたり

↑の写真の「むろすいチーム」は、舟の先頭でトランペットを持った方が
「おいらの舟は300トン」を演奏をしていました。
室戸市民には馴染み深いこの歌。
客席からは手拍子や歌声が聞こえていました。


そんな中、今回の鯨舟競漕で最速のタイムを更新したのは・・・

土佐備長炭 窯元 炭玄チーム
でした!
驚くべき速さで舟を漕いで行ったかと思えば、いつのまにか帰ってきていました。
例年、国際連合チームが最速の記録を出していたのですが、
その恒例を破る展開となり
毎年鯨舟競漕を見に来ているという人は、
「何があるかわからんこれがおもしろいがよ〜」と楽しそうに笑っていました。
1988年から始まり、今年で今年の26回目の鯨舟競漕大会。
室戸の祭りとして非常になじみ深いイベントの一つですが、
今年の鯨舟競漕で最後になるという話があがっています。
その理由は、実行委員会の高齢化と実行委員を継ぐ人がいないことです。
こんな風に皆が盛り上がり、熱くなれるイベントが一つ減ってしまうかもしれないという事はなんとも寂しいですね。